カバンを傷つけず書類も折れない モレスキンのA4ファイル



やっと条件を満たすものが見つかった。

普通のサラリーマンではないので、ビジネスバッグなんかは持っていない。
当然スーツ仕事でもないので、私服に合うバッグしかない。

持っているカバンはPORTERのタンカーシリーズやポリエステル製のカバンばかりで、柔らかく軽く丈夫で使いやすいのだが、折りたくないようなものにはやや弱い。
A4くらいの紙ものを持ち歩くには中にハードケースを入れておく必要がある。
このことについて結構長く悩んでいた。

何を選ぶべきか。


よくある半透明でスナップボタンをパチッと留めるハードケース。あれは学生の頃にも使っていた。
みんなも使っていて、それぞれステッカーを貼ったりペイントをしてみたり、それはそれで面白かった。
しかし、ボタンが留めづらく、縫製じゃなく接着なので耐久性は意外と低いのだ。
それに硬すぎると角ができてしまってカバンを傷つけてしまう。それは致命的なので除外した。

いくつか仕切りもほしい。
案件によって層を分けたいし、持ち歩かないにせよカテゴリーを分けておくのに必須だ。

・ハードカバー
・厚すぎない
・仕切りがある
・カバンに優しい
・紙に優しい
・角が丸い
・長く付き合える
・シンプルで主張しない

そんな条件を満たしたファイルがモレスキンのファイルだった。





もともとモレスキンのノートを愛用している。
ごく一派的な「クラシックノートブック」の無地を使い、メモからデザイン案からなんでも済ませている。
カバーはオイルクロスを使った少し革っぽい雰囲気で、中は乳白色の滑らかな中性紙。
どのページを開いてもノド(冊子の中心部分)が書く手の邪魔にならず、ポケットもついて非常に便利だ。
ノートとして考えれば結構高いが、対面して使うこともあるので見栄えとしてもカッコつけられるし、説得力がある。
ブランドロゴも型押ししただけ。シンプルなゴムバンド付きノートのデザインがとても好きだ。
なにより長らく使って分かったことは、紙しか使っていないのに驚くほど丈夫だということだった。

ファイル選びに悩んでいた時に「そういえばモレスキンってファイル出していないのかな」と思い検索してみたら
そのノートがまんま大きくなったものが出てきた。





開いてみると馴染みのある乳白色のある紙でできている。この紙はペンでスラスラと書けて心地良いし、手触りもとても良い。その上丈夫である。
ノート部分は6層の蛇腹になった仕切りで、蛇腹を開いた時に切れていかないように黒い布テープを貼ってある。やはり紙である以上、開閉を繰り返すと耐久力が下がっていく。その問題を解消した。
ファイリングした紙を取り出しやすいように、仕切りの真ん中に凹みがある。細かいがかゆいところに手が届く作りだ。

至ってシンプルな素材の使い方だけど、ユーザーの目的を考えたデザインに感心する。





蛇腹の底は紙が折り込まれてとても硬い。
チラシでもコピー用紙でも、紙は折り続けると異常に固くなる。「どんな紙も9回以上は折れない」というのは有名だが、本当に硬すぎて折れない。
その固さが利用された印象で、いくら紙でもこれでは壊れなそうだ。




今まで使ってきたものの中でダントツに気に入った。
なにより、ノートとデザインがセットで凄く気持ち良い。

A4ファイルを入れるファイル、バインダー、ケース、これらでお悩みの方は是が非でもコレを使っていただきたい。













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