JASON MARKKは果たして本当にスニーカーをキレイにするのか

スニーカーを洗う概念




スニーカーがファッションの市民権を得て久しい。
自分がスニーカーに興味を持ち始めたのは、日本でのスニーカーブームの波が大きく来た頃。エアマックス95の怪物的ヒットがあって、ちょうどその頃からバスケもしないのに「月バス」の後ろの方の通販ページをチェックしたり、BoonやGet On!やSmartなどの雑誌を読み漁ったりして、徐々にファッションそのものに目覚めていった気がする。

スニーカーと付き合ってかなり長くなるが、洗うという概念は全然なかった。そもそもレザーは洗ってはいけないという感覚だったし、目覚めた頃は成長に従ってサイズも変わっていくので、長く付き合うことすらできなかったのだった。

おそらくスニーカーを洗うツールそのものは前から存在していたのだろうけど、最近になって、デザインも機能もプライスも全てのバランスがとれたものがようやく出てきた。それがジェイソンマークだった。





洗い流さないクリーナーの登場




アメリカ発のスニーカー専用洗剤とブラシ。セットもあれば単品もある。スムースレザー用とスエードレザー用でブラシも異なるなど、バリエーションもそこそこあって、大体のスニーカーにはマッチするように用意がある。
個人的に画期的だなと思ったのは、洗剤の落とし方だった。

「洗い流す」ではなく「拭き取る」のだ。


ここから洗い方を説明していく。





季節ごとにスニーカーを洗おう




今回、4足のスニーカーを洗うことにした。
洗うのは…

・NIKE AIR RIFT (白と黒)
・NIKE FREE HYPERVENOM
・adidas TUBULAR DOOM PK

いずれも合成繊維でできたアッパーで、堅いブラシには不向きなスニーカー。
中でもNIKE AIR RIFTの白が汚れ的に一番分かりやすいだろうと思うので、それを見ていただきたい。
スニーカーを洗うタイミングは、本当は定期的に行うのが一番良いのだけれど、何足も履き回していると面倒で仕方がないので、大体季節ごと、3ヶ月に1回くらい大掃除的に行うのがおすすめ。





外側と足が直接触れる所が汚れやすい










恥ずかしいけど、しばらく洗っていなかったこともあって、実はだいぶ汚れていた。特に、アッパーは目に見えるので、汚れがすぐに分けるのだが、内側も肌が触れる所は容赦なく汚れていく。





まず大きめの容器に水を張る。そこに適当に洗剤をチューっと入れる。目安としては1Lの水に10ml程度で十分。あまり濃くなくて良い。
専用のブラシの先を混ぜた水に漬け、しっかりと水を切る。







手の甲なんかに水を切ったブラシの先をチョンチョンと漬けてみて、水滴が点々としたらいい感じ。水気がダラッとしたら水っぽすぎるから更に切る。





スニーカー全体をゴシゴシとブラッシングすると、思ったより泡立つと思う。洗っている感覚になる。
強度のあるメッシュ素材ならブラシを使っていいんだけど、ネオプレン素材やNIKE SOCK DARTのような薄いニット素材は生地を傷めてしまうので、注意。






一通りブラッシングしたら、今度は表面の泡を拭き取る。タオルやハンカチなどでいい。専用のファイバータオルも存在しているので、気になったらそれを使おう。
この洗い流さずに拭き取りで完了するところが新しいし、面倒くささを感じさせにくいポイントだと思う。それに、スニーカーにも乾燥の負担がかからないのが良い。
洗浄液は特にヌメリやベタつきが残ることがないので、拭いただけで十分に履けるし、香りもとても良い。

日陰で1〜2時間干した。
結果…





どれくらい汚れがとれたか










ご覧の通りかなり白さを取り戻した。若干残ったかな…と思うところもあったけど、重ね洗いをすると更に良いそうだ。だけど、普通に適当に洗って思った以上に白くなったので、結構驚いた。
スニーカーを持っている人ならマストバイアイテムになるのも頷ける。

かかとの画像を見て分かる通り、ネオプレン素材の部分が毛羽立っているのは、ブラシで直接ゴシゴシしてしまったから。柔らかいところはタオルなどで染み込ませながら優しくこする方が良い。






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